ご案内させていただいた、【たくさんの想いを語る場～さよならの続きを語る会～】の報告と感想
当協会の活動の一環として「死別の悲しみから抜け出す日」という、グリーフケアのfacebookコミュニティを主宰しています。その中のメンバーの方や、死別の経験がない方にもご参加いただきました。
コミュニティのメンバーの方にご経験をお話していただいて、そのお話から何かを発見してもらいたいという意図を持った分かち合いの会でした。
死別の経験がない人でもこの会に興味を持って下さったことをとても嬉しく思っています。
いただいたご感想で、死別の経験がない方が下記のようにおっしゃっていました。
「溢れんばかりの悲しみの段階の方が、ちょっとづつ気持ちを語ることで心を占領していた悲しみを減らすことが出来ることが大切だと感じました。」
生前整理のお仕事をされている、気持ちの部分がとても大切だと思われている方からのご感想で、この会の意図が届いているなと感じました。
一人ではできない会だったので一緒に作り出して下さった皆様、本当にありがとうございました。
私がこの会をやりたい！と言い始めて、約５か月間かけて作り上げて下さったこと、とても感謝しています。
ご自身の大切なご経験をお話してくださることも、勇気がいることだったと思います。
企画のメンバーとして一緒にやっていくこともナイーヴなことだからこそ、大変なことだったと思います。
私も夫を亡くして今に至るまでは、話をすることはとても勇気のいることでした。
話せるようになると、今まで乗り越えて来たことにも改めて気付くことができますし、自分の経験が悲しいだけではなく、誰かの生きる力になるかもしれません。
なぜこの会をやりたいと思っているのか、それは協会の理念である「グルーフケアを身近なものにしたい」というところからきています。
必ず大切な人とお別れをする日が来ます。そのときは後悔は少なく、素敵な思い出を語りながら見送ることができる人を増やしたいです。
そのためには、生きている間に感謝や承認を持って接することが何よりも大切です。
大切な人を亡くしたらこんな風に思うのかと、知ることができたら、周囲の人との関わり方も変わると思います。
ご経験がある方は話すことで、悲しみを大切な思いとして捉えられるようになって欲しいですし、ない方は聴くことで後悔のないお見送りができるようになって欲しいと思っています。
そんな場をこれからも作り続けて行きます。
次回開催が決定しましたら告知をさせていただきます。
少しでもグリーフケアにご興味がある方は、HP内の「お問い合わせ」か、
owakare.hajimari@gmail.com にご連絡いただければ嬉しいです。